朝鮮鉄道機関区の本を読んでくださる皆様へ

(1)歴史に学んでほしい

朝鮮は日本による統治(1910~1945)を経て、第二次世界大戦後の1948年、北緯38度以南に大韓民国(韓国)が成立した。

同時に、朝鮮半島北部に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が成立している。

総務省 大臣官房企画課(平成19年10月)

(2)蒸気機関車・機関区の経営

①機関車は生き物である

馬山機関区長に赴任した翌日、機関車の火室(かしつ=石炭をたく室)の検査のため入った。煙管(火室の煙を煙突へ導き、この熱で胴の水を蒸気に変える)を見た。

ほとんど煙管は灰でつまっていた。焔(ほのお)の流れを調整する耐火レンガが1枚もなかった。  機関車に大型炭水車を付け機関車のみで走らせ(これを単機運転という)て、機関車の補修材料を運んできて機関車を補修した。

②機関車の整備  

機関車を整備し、燃料の節約に貢献し、表彰された。我が国でも現在行っている地球温暖化対策を戦時下から早くも始めていた。

                  -明日に続く-